最終更新: (協会けんぽの公表内容に基づく)
傷病手当金支給申請書の書き方——4ページ構成と「誰が書く・誰が出す」
結論として、協会けんぽの傷病手当金支給申請書は全4ページで、本人(被保険者)・勤務先(事業主)・医師(療養担当者)がそれぞれの欄を記入して1セットにします。入手先は協会けんぽ公式のダウンロードページ。ここでは、様式の構成、誰が書いて誰が出すか、記入で多いつまずきまで、申請方法をやさしく整理します。金額の計算は本文の計算ツールから確認できます。
まず申請書を入手する(協会けんぽ公式)
協会けんぽに加入している場合は、協会けんぽ公式サイトの「健康保険傷病手当金支給申請書」ダウンロードページから入手します。手書き用のPDF、記入例(記入の手引き)、パソコン入力用の様式が用意されています。令和5年1月に様式が変更されているため、必ず最新の様式を使ってください(古い様式だと処理に時間がかかることがあります)。健康保険組合に加入している場合は、その組合のサイトや窓口で入手します。
4ページの構成——誰がどこを書く?
| ページ | 記入する人 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 1・2ページ目 | 被保険者(本人) | 氏名・記号番号・振込口座、申請する期間、負傷・発病の状況、傷病手当金以外の収入の有無など |
| 3ページ目 | 事業主(勤務先) | 申請期間の出勤状況、支払った給与の有無・金額の証明 |
| 4ページ目 | 療養担当者(医師) | 労務不能と認めた期間、傷病名、診療実績などの意見(意見書) |
本人・勤務先・医師の3者が書いて1セットです。退職後の期間分は事業主の証明が不要になり、本人記入と医師の意見書で申請します(退職後の扱いは退職後の傷病手当金を参照)。実際の様式・記入例は上記の協会けんぽ公式ページでご確認ください(本記事では様式そのものは転載していません)。
申請の流れ(在職中の場合)
- ① 待期の完成を待つ: 連続3日間休み、4日目以降が支給対象。申請したい期間が過ぎてから記入に入ります。
- ② 本人が記入: 被保険者記入欄(1・2ページ目)を記入。振込口座と申請期間を正確に。
- ③ 医師に意見書を依頼: 4ページ目を医療機関で記入してもらう(文書料がかかる場合あり)。
- ④ 勤務先に証明を依頼: 3ページ目を勤務先で記入。給与の締め後に証明してもらうのが一般的です。
- ⑤ 提出: 勤務先経由、または本人が加入する協会けんぽ支部へ郵送で提出。
提出後の審査・振込の目安はいつもらえる(支給日)で解説しています。書く順番(本人・医師・事業主)は前後しても構いませんが、期間の食い違いに注意します。
よくあるつまずき(返戻を防ぐ)
- 記入漏れ・押印漏れ: 空欄があると返戻の原因に。記入例と照らして最終確認を。
- 期間のずれ: 本人が申請する期間と、事業主の証明期間・医師の意見書の期間が食い違うと確認が必要になります。
- 振込口座の誤り: 口座名義・番号の記入ミスは入金遅れにつながります。
- 他の給付との関係: 労災・出産手当金・年金などを受けている場合は、追加の書類や記入が必要になることがあります。
不備があると申請書が返戻(お返し)され、再提出後にあらためて審査期間がかかります。迷ったら提出前に加入先の窓口へ確認すると安心です。
よくある質問
- Q. いくらもらえるか先に知りたいです。
- A. 1日あたりは「支給開始日以前12か月間の各標準報酬月額を平均した額 ÷ 30 × 2/3」で計算されます。おおよその金額は傷病手当金の計算ツールで試算できます(概算・目安)。
- Q. 1回でまとめて全期間を申請できますか?
- A. 医師の意見書は「働けなかった期間が過ぎてから」書いてもらうため、一般には賃金計算期間(給与の締め)ごとに1か月分ずつ申請していく形が多いです。
- Q. 申請の期限はありますか?
- A. 傷病手当金には消滅時効があり、労務不能だった日ごとにその翌日から2年です。過ぎた分は請求できなくなるため、早めの手続きが安心です。
金額の目安は傷病手当金の計算ツールで確認できます(概算・目安)。制度の基本は傷病手当金とは、支給日の目安はいつもらえる(支給日)、退職後の扱いは退職後の傷病手当金で解説しています。
参考にした一次情報
- 全国健康保険協会(協会けんぽ)「健康保険傷病手当金支給申請書」ダウンロードページ(手書き用・記入例・入力用様式、令和5年1月の様式変更)— 2026年7月21日取得
- 全国健康保険協会(協会けんぽ)「傷病手当金支給申請書 記入のポイント」(4ページの構成・被保険者/事業主/療養担当者の記入欄)— 2026年7月21日取得
- 全国健康保険協会(協会けんぽ)「傷病手当金|給付と手続き」(支給要件・待期・支給額の計算)— 2026年7月21日取得